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猫の肥大型心筋症で吐いてしまうって本当?|吐いてしまう時の注意点について解説

猫の肥大型心筋症で吐いてしまうって本当?|吐いてしまう時の注意点について解説

横をむいて遠くを見つめる猫

「猫の肥大型心筋症で吐いてしまうって本当?」
「吐いてしまう原因は?」
「吐いているけど、様子を見ていても大丈夫?」
以上のようなことが気になる飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
猫の肥大型心筋症は呼吸や元気の低下が目立つ病気ですが、実は「嘔吐」も見逃せないサインのひとつです。

今回は猫の肥大型心筋症について、特に吐いてしまう時の注意点について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、猫の肥大型心筋症の知見を深めてください。

 

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猫の肥大型心筋症とは

猫の心臓病の中で最も多いのが、肥大型心筋症です。
肥大型心筋症は、心室壁(心臓の筋肉)が分厚くなることで心臓の内腔が狭くなり、心臓から全身に血液を送り出しにくくなる病気です。
その結果、循環が悪くなったり、心不全(心臓が体に必要な血液を十分に送り出せなくなった状態)を起こしたりすることがあります。
一般的には猫の肥大型心筋症は5歳以上の猫で多くみられますが、若い猫でも発症することがあるため注意が必要です。
特にメインクーンやラグドールなどの一部の品種では遺伝的に発症しやすいです。

 

症状

肥大型心筋症は、初期の段階では無症状のことが多い病気です。
気づいたときには進行していることも少なくありません。
健康診断で不整脈や心雑音などが偶然見つかり、詳しく検査したところ肥大型心筋症と診断されることもあります。
若齢でも発症することがあるため、定期的な健康診断が重要です。

進行してくると、

  • 呼吸が早くなる
  • 開口呼吸する
  • 嘔吐する
  • 食欲が低下する
  • 活動性が低下する

などの症状が現れてくることがあります。

また、猫の肥大型心筋症では、心臓の中で血栓がつくられることも少なくありません。
血栓が血流に乗って血管を塞いでしまうと、

  • 後ろ足の強い痛み
  • 後ろ足の麻痺
  • 腹痛
  • 嘔吐

などの症状が急に現れることがあります。
上記の症状は緊急性が非常に高く、予後が悪いことが多いです。

肥大型心筋症の嘔吐は血栓が原因のこともあるため、早めに動物病院を受診しましょう。

 

診断方法

肥大型心筋症の診断方法には

  • 聴診
  • レントゲン検査
  • 超音波検査

などが挙げられます。

特に超音波検査は心筋の厚みや心臓の動きを直接確認できるため、肥大型心筋症の診断には欠かせません。

 

ソファに横たわる猫

 

肥大型心筋症の猫が吐いてしまう理由

猫は元々嘔吐しやすい動物です。
嘔吐の原因はさまざまですが、中には心臓病が原因で吐いてしまうこともあります。
特に肥大型心筋症の猫で吐いてしまう場合は、循環の悪化や急変のサインの可能性があるため注意が必要です。

猫が肥大型心筋症によって嘔吐する理由は、

  • 循環の悪化
  • ストレス
  • 動脈血栓塞栓症

などです。
それぞれ解説していきましょう。

 

循環の悪化

肥大型心筋症の症状が進行すると、心臓からの血流が落ち循環が悪化します。
その結果、胃腸への血流が減り、消化管の動きが鈍くなるため吐きやすくなります。

 

ストレス

肥大型心筋症の症状が進行することで、猫が呼吸をしづらくなったり息苦しさを感じたりするようになります。
これらが強いストレスとなり、吐き気を引き起こすことも。

 

動脈血栓塞栓症

動脈血栓塞栓症は、心臓で作られた血栓が体の他の血管に詰まる病気です。
血栓が詰まった場所によっては、消化管への血流が急に遮断されてしまいます。
消化管に血液が行き渡らないせいで、激しい嘔吐や腹痛を起こすことがあります。

 

猫が嘔吐した時の注意点

肥大型心筋症の猫が嘔吐したときには、

  • 吐いた回数
  • 元気や食欲の状態
  • 呼吸の様子
  • 吐物の様子
  • 後ろ足の動き

などに注意しましょう。

嘔吐に加えて元気がない、苦しそうなどの症状がある場合は、特に注意が必要です。
循環の悪化や急変のサインかもしれません。
できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

 

治療法

肥大型心筋症の猫が嘔吐する場合は、根本的には心臓の負担を減らす治療が重要です。
猫の状態に応じて、

  • 心臓の負担を軽減する薬
  • 利尿薬
  • 血栓ができるのを防ぐ薬
  • 制吐薬
  • 胃腸薬

などを治療に用います。
呼吸困難を伴う場合には、入院治療が必要になる場合もあります。

グルーミングする2匹の猫

まとめ

肥大型心筋症は猫に多い心臓病で、若い猫でも発症することがあります。
肥大型心筋症の猫で吐いてしまう場合は、急変のサインかもしれません。
何回も続けて吐いてしまったり、呼吸が早かったりする場合は早めの治療が重要です。
早めに治療を始めることで、肥大型心筋症の進行を遅らせることができるかもしれません。

当院では循環器の治療に力を入れております。
嘔吐が続いているなどの気になる症状がある場合には、お気軽にご相談ください。

 

よくあるご質問(Q&A)

 

Q1. 猫の肥大型心筋症ってどんな病気ですか?

猫の肥大型心筋症は、心臓の筋肉が分厚くなってしまい、心臓から全身に血液を送り出しにくくなる病気です。
初期は無症状のことも多いですが、進行すると呼吸が速くなったり、血栓ができて後ろ足の麻痺などを起こしたりすることがあります。

 

Q2. 肥大型心筋症の猫が吐くのは、どんなときに注意が必要ですか?

肥大型心筋症の猫が吐くときは、心臓の働きが悪くなって循環が悪化している場合や、強いストレス、血栓が原因になっていることがあります。
嘔吐にくわえて呼吸が速い、ぐったりしている、後ろ足の動きがおかしいといった様子があれば、急変のサインの可能性があるため早めの受診が必要です。

 

Q3. 肥大型心筋症の猫が吐いたとき、家で様子を見てもいいですか?

肥大型心筋症の猫が吐いたときは、吐いた回数や元気、食欲、呼吸の様子、後ろ足の動きなどをよく観察することが大切です。
嘔吐が何度も続く、呼吸が苦しそう、動きたがらないなどのサインがある場合は、心臓の状態が悪化している可能性があるため、早めに動物病院へ相談しましょう。

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