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犬の乳腺腫瘍ステージⅡとは?予後や治療について獣医師が解説

「愛犬が乳腺腫瘍のステージⅡと言われた」
「手術は必要?もう転移している?」
愛犬が乳腺腫瘍のステージⅡと診断されたら、このように不安な気持ちになりますよね。
乳腺腫瘍のステージⅡとは腫瘍の大きさや転移の有無をもとに分類される段階の一つです。
この記事では、犬の乳腺腫瘍のステージⅡの
- 予後
- 治療法
- 転移の可能性
などについて解説します。
愛犬が乳腺腫瘍と診断されて不安を感じられている飼い主様は、ぜひ最後までお読みください。
犬の乳腺腫瘍のステージⅡとは
犬の乳腺腫瘍は腫瘍の大きさと、リンパ節や他の臓器への転移の有無によって5段階に分けられます。
数字が大きいほど腫瘍が進行した状態を表します。
このうち乳腺腫瘍のステージⅡは、腫瘍の大きさが3〜5cmで、リンパ節や別の臓器への転移が検査の段階で確認されていない状態です。
転移の可能性はある?
犬の乳腺腫瘍のステージⅡでも将来的に転移する可能性がないとは言い切れません。
犬の乳腺腫瘍は進行するとリンパ節や肺などへ転移することがあるためです。
転移が確認されていないステージⅡの段階で治療を開始することが大切です。
犬の乳腺腫瘍ステージⅡの予後は?
犬の乳腺腫瘍ステージⅡの予後は適切な治療を受ければ良好な経過が期待できると言われています。
ステージⅡは検査でリンパ節や他の臓器への転移が確認されておらず、手術による切除が可能なケースが多いためです。
悪性腫瘍でも、乳腺腫瘍のステージⅡであれば適切な治療によって長期生存や根治の可能性があります。
また、予後はステージだけで決まるものではありません。
病理検査でわかる悪性度やリンパ管・血管まで腫瘍が入りこんでいるかなども関係しています。
例えば、病理検査で悪性度が低く、手術で腫瘍を完全に切除できた場合は、長く良好な経過が期待できます。
ステージⅡと診断された場合でも悲観しすぎる必要はありません。
病理検査による悪性度の評価などを踏まえて獣医師と治療方針を相談することが大切です。
余命はどのくらい?
飼い主様は「乳腺腫瘍ステージⅡの余命はどのくらいなの?」ということも気になりますよね。
犬の乳腺腫瘍では、余命を一律に示すことはできません。
乳腺腫瘍の余命にはステージだけでなく個体差や悪性度などさまざまな要素が関係するためです。
中でも、犬の乳腺腫瘍のステージⅡの予後で重要な要素の一つが、手術で腫瘍を完全に取り切れたかどうかです。
腫瘍の取り残しがあると再発のリスクが高まりますが、完全に切除できれば良好な予後が期待できます。
乳腺腫瘍のステージだけで余命を判断せず、病理検査の結果や犬の状態を総合的にみながら治療方針を獣医師と相談しましょう。

犬の乳腺腫瘍ステージⅡの治療法
犬の乳腺腫瘍ステージⅡの治療は外科手術による腫瘍の切除が基本です。
このステージではリンパ節や他の臓器への転移が確認されておらず、腫瘍の完全切除が目指せる段階だからです。
犬の乳腺腫瘍の手術では腫瘍の大きさや数によって切除する範囲が決められます。
腫瘍が多発している場合などは広範囲での切除が必要になるため、どの程度の範囲で切除が必要なのかは事前に獣医師に確認しておきましょう。
未避妊の犬では今後の乳腺腫瘍の発生リスクを下げるために卵巣と子宮を摘出する避妊手術を同時に行うこともあります。
手術後の病理検査で悪性度が高い、あるいはリンパ管や血管に腫瘍が入りこんでいることが認められた場合、抗がん剤などの追加治療を検討することがあります。
犬の乳腺腫瘍のステージⅡの治療では手術後の病理検査の結果をもとに、その後の治療方針を決めていくことが重要です。
定期的な検診を受け、再発や転移がないかを注意深くみていく必要があります。
犬の乳腺腫瘍ステージⅡの手術後に気をつけること
犬の乳腺腫瘍ステージⅡでは、手術後の傷口の管理と定期的な検診が重要です。
手術によって腫瘍を完全に切除できても、傷口の回復や病理検査の結果によってその後の治療方針が変わることがあるためです。
例えば、次のような点に気をつけて経過をみていきましょう。
- 手術後の激しい運動を避ける
- エリザベスカラーを装着して傷口を保護する
- 傷口に異常がないか確認する
特に手術後は傷口の赤みや腫れなどがないか毎日確認することが大切です。
また、再発や転移の可能性もあるため、定期的な検診を受けながら経過を観察していくことも重要です。
自宅でもお腹や乳腺を触って新たな腫瘍がないかを確認し、気になる変化があれば早めに病院を受診しましょう。

まとめ
犬の乳腺腫瘍のステージⅡは腫瘍の大きさが3〜5cmで転移が確認されていない段階です。
適切な治療を受けることで良好な経過が期待できます。
一方で、予後は病理検査でわかる悪性度や腫瘍を完全に切除できたかどうかなどによっても変わります。
早めに病院を受診し、獣医師と相談しながら適切な治療につなげましょう。
当院では犬の乳腺腫瘍の手術や術後の定期検診まで対応しています。
愛犬の乳腺腫瘍についてご不安なことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q.犬の乳腺腫瘍ステージⅡではすぐに手術を受けた方がいいですか?
A.犬の乳腺腫瘍ステージⅡでは、できるだけ早めに手術を検討することが大切です。
転移が確認されていない段階で腫瘍を切除できれば、良好な経過が期待できる可能性があります。
Q.犬の乳腺腫瘍ステージⅡでも手術後に抗がん剤が必要になることはありますか?
A.犬の乳腺腫瘍ステージⅡでも、病理検査の結果によっては抗がん剤を検討することがあります。
悪性度が高い場合やリンパ管・血管への浸潤が認められた場合には、再発や転移のリスクを考慮して追加治療を行うケースがあります。
Q.犬の乳腺腫瘍ステージⅡでは自宅でどのようなことに気をつければよいですか?
A.犬の乳腺腫瘍ステージⅡでは、自宅での手術後の傷口の管理と定期的な体のチェックが重要です。
傷口の赤みや腫れがないか確認するとともに、新たなしこりができていないか乳腺やお腹を触って観察し、気になる変化があれば早めに動物病院へ相談しましょう。
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