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猫の心臓病で起こる発作のような症状とは?|すぐに動物病院を受診するべきサインについて解説

「猫が突然バタバタしているけど、これって発作?」
「心臓病で発作のような症状が出ることはあるの?」
「発作のような症状が起こったらどうしたらいいの?」
上記のような疑問をお持ちではないでしょうか?
猫が突然苦しそうにもがいたり、バタバタしたりする場合、発作のように見えることがあります。
このような症状には心臓病が関係しているかもしれません。
猫の心臓病では血栓が詰まる動脈血栓塞栓症や重度の不整脈などによって発作のように見える症状が現れることがあります。
発作のような症状は緊急性が高いことも多いため、早めに動物病院を受診することが重要です。
今回は猫の心臓病で起こる発作のような症状について解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、猫の心臓病の知見を深めてください。
猫の心臓病で発作のような症状が見られる原因
猫の心臓病では血液の流れが悪くなったり、不整脈が起こったりすることで突然発作のような症状が現れることがあります。
発作のような症状は命に関わるケースもあるため注意が必要です。
発作のような症状が見られる原因としては
- 動脈血栓塞栓症
- 重度の不整脈
- 心不全による低酸素
などが挙げられます。
以下でそれぞれについて詳しく解説していきます。
動脈血栓塞栓症
動脈血栓塞栓症とは、心臓の中でできた血栓(血のかたまり)が血管に詰まる病気のことです。
特に猫では肥大型心筋症などの心臓病に伴って発症することがあります。
血栓は後ろ足へ向かう血管に詰まることが多く、その場合は
- 後ろ足が動かなくなる
- 突然倒れる
- 鳴く
- バタバタともがく
- 呼吸が荒くなる
といった発作のような症状が見られます。
血栓が詰まる場所は後ろ足だけではありません。
まれに腎臓や脳へ向かう血管に詰まることもあります。
脳の血管に血栓が詰まった場合には、脳梗塞を起こし、
- ふらつく
- まっすぐ歩けない
- 首が傾く
- けいれんする
などの症状が見られることがあります。
動脈血栓塞栓症は発症部位によって症状が異なりますが、いずれも緊急性が高い病気です。
突然の発作のような症状が見られた場合には、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
重度の不整脈
不整脈とは、心臓のリズムが乱れた状態のことです。
重度の不整脈では脳へ十分な血液を送れなくなることで、
- ふらつく
- 失神する
- 倒れる
などの症状が見られることがあります。
一時的に意識を失ったり倒れた際に手足をバタつかせたりすることで、発作のように見える場合もあります。
心不全による低酸素
心不全が進行すると、全身へ十分な酸素を送れなくなることで低酸素状態となることがあります。
特に猫では呼吸困難が強く出るケースが多く、
- 口を開けて呼吸する
- 苦しそうにうずくまる
- 落ち着かずバタバタする
などの症状が見られることがあります。
猫の開口呼吸は非常に危険なサインであるため、すぐに動物病院を受診しましょう。

猫で発作のような症状が見られた際の危険なサイン
猫で発作のような症状が見られた場合には緊急性が高いケースが多いです。
特に、
- 開口呼吸をしている
- 後ろ足が動かなくなる
- 意識がなくなる
- 何度も繰り返し倒れている
などの症状は命に関わるケースもあるため、早めの受診が重要です。
猫で発作のような症状が見られた場合の対応
愛猫が突然発作のような症状を起こすと、飼い主様は慌ててしまうかもしれません。
ご家庭でできる対応として、
- 無理に動かさないようにする
- 周囲の安全を確保する
- 動画を撮影する
などが挙げられます。
無理に体を押さえつけたり大きな刺激を与えたりすると、かえって状態が悪化する可能性があります。
また、高い場所や家具の角など危険な場所で発作のような症状を起こした場合には、怪我をしないように周囲の安全を確保してあげましょう。
症状が出ている様子を動画で記録しておくと診断の助けになることがあります。
ご家庭でできる対応には限りがあります。
発作のような症状は緊急性が高いことが多いため、早めに動物病院に相談しましょう。
猫の心臓病は早期発見が重要
猫の心臓病は初期には症状がわかりにくいことも多く、発作のような症状が突然現れるケースも多くあります。
特に肥大型心筋症は猫で多く見られる心臓病です。
肥大型心筋症は無症状のまま進行し、突然発作のような症状や動脈血栓塞栓症を起こす場合があります。
そのため、
- 呼吸が以前より速くなる
- すぐに疲れる
- 運動量が減る
- 食欲が落ちる
- 寝ている時間が増える
などの変化が見られる場合は注意が必要です。
また、健康診断や定期的な診察によって心雑音や不整脈が見つかることもあります。
猫の心臓病は早期発見・早期治療によって症状の悪化を抑えられる可能性があります。
そのため、日頃から愛猫の様子をよく観察し、いつもと違う様子があれば早めに動物病院を受診することが大切です。

まとめ
猫の心臓病では
- 動脈血栓塞栓症
- 重度の不整脈
- 心不全による低酸素
などによって発作のような症状が見られることがあります。
特に開口呼吸や後ろ足が動かなくなるといった症状は緊急性が高い可能性があります。
発作のような症状が見られた場合には自己判断せず、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
当院では循環器疾患の治療に力を入れております。
猫の心臓病でお困りの際はお気軽にご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q.猫の後ろ足が突然動かなくなった場合は緊急受診が必要ですか?
A.猫の後ろ足が突然動かなくなった場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
動脈血栓塞栓症によって血管が詰まっている可能性があり、緊急性が高い状態です。
Q.猫の心臓病では発作のような症状が出ることがありますか?
A.猫の心臓病では、突然倒れる、手足をバタつかせる、呼吸が荒くなるなどの発作のような症状が出ることがあります。
動脈血栓塞栓症や重度の不整脈、失神などが関係している場合があります。
Q.猫に発作のような症状が出たときは自宅で何をすればよいですか?
A.猫に発作のような症状が出たときは、無理に体を押さえず安全な場所を確保してください。
症状の様子を動画で記録しておくと診断の参考になります。
その後はできるだけ早く動物病院へ相談しましょう。
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