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犬の僧帽弁閉鎖不全症で食欲不振になるのはなぜ?|原因と対策を解説

ご飯を食べるヨークシャーテリア

犬の僧帽弁閉鎖不全症で食欲不振になるのはなぜ?|原因と対策を解説

「最近、ご飯を残すことが増えた」
「好きなはずのフードにも興味を示さない」
「なんだか食べムラが多い気がする」
このような食欲不振の症状が見られる場合、犬の僧帽弁閉鎖不全症が関係している可能性があります。

僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、心臓だけでなく、消化器や全身の臓器にも影響を及ぼすことがあります。
その結果、食欲が落ちてしまうことも少なくありません。

今回は、僧帽弁閉鎖不全症による食欲不振の原因と、食事を食べてもらうための対策について解説します。
ぜひ最後までお読みになって、犬の食欲不振対策に役立ててみてください。

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犬の僧帽弁閉鎖不全症とは?

犬の僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の弁がうまく閉じなくなることで血液が逆流し、心臓に負担がかかる病気です。
進行すると心不全を引き起こし、肺水腫や呼吸困難 などの重篤な症状が現れることもあります。
また、心臓の機能が低下することで全身の血流が悪くなり、消化器にも影響を及ぼすことがあります。

 

僧帽弁閉鎖不全症の犬が食欲不振になる原因

僧帽弁閉鎖不全症の初期症状の一つに食欲不振が見られることがあります。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の初期症状については、こちらの記事をご覧ください。

犬の僧帽弁閉鎖不全症の初期症状とは?|疲れやすいのは要注意?

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症では、初期症状だけではなく、症状が進行しても食欲がなくなることがあります。
なぜ心臓の異常が食欲不振につながるのでしょうか?

 

血流の低下による消化器の不調

犬が僧帽弁閉鎖不全症になり心臓が弱ると全身の血流が低下し、消化器の動きが悪くなります。
すると、胃もたれや吐き気を感じることがあり、食欲が落ちる原因になります。

特にこんな様子が見られる場合は注意が必要です。

  • ご飯を前にしても食べるのをためらう
  • 少し食べた後、すぐに食べるのをやめる
  • 吐き気を催すようなしぐさをする

呼吸が苦しくて食べられない

僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、肺に水が溜まりやすくなり、呼吸が苦しくなることがあります。
呼吸がつらい状態では、ご飯を食べる余裕がなくなるため、食べたくても食べられないことがあります。

食欲がないだけではなく、呼吸が苦しそうな様子が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
肺水腫が進行している可能性があるため、注意が必要です。

 

服用している薬の影響

僧帽弁閉鎖不全症の治療では、血管拡張薬や利尿剤、強心薬などが使われます。
この薬の副作用として食欲不振が起こることがあります。
もし新しい薬を飲み始めてから食欲が落ちた場合、獣医師に相談し、薬の調整を検討してもらうのも一つの方法です。

器に盛られたドッグフード

食欲不振の犬にご飯を食べてもらうための対策

愛犬が少しでも食べやすくなるように、以下の工夫を試してみましょう。

 

フードを温める

ドライフードやウェットフードを少し温めると香りが立ち、食欲を刺激できます。
ドライフードの場合はぬるま湯をかけてふやかし、ウェットフードの場合は、電子レンジで 5〜10秒 温めてみましょう。

 

食べやすい形状にする

食事の形状を食べやすい形に変えてあげるのも一つです。

  • ドライフードを細かく砕く
  • ウェットフードやスープタイプの食事を試す

など、犬が食べやすい形を探してみましょう。
心臓病の犬は体力が低下し、噛む行為がしんどく感じることもあります。
できるだけ食べやすい形状にしてあげるとよいでしょう。

 

食事の環境を整える

食事の環境も食欲改善には重要です。

  • ゆっくり食べられるように静かな環境を作る
  • 食器の高さを調整する

特に呼吸が苦しい犬の場合、前かがみになると負担がかかるため、少し高さのある食器を使うのもおすすめです。

 

食事回数を増やす

1回の食事量が多いと負担になることがあるため、1日3〜4回に分けて少量ずつ与えるのも有効です。
これにより、消化の負担を減らしながら、1日の総カロリーを確保できます。

好きなトッピングを加える

  • ささみを細かく裂いてトッピング
  • 鶏のスープを少量かける

など、犬の好きなものを少しトッピングしてあげることで食欲がでることがあります。

心臓が悪い場合には、塩分や脂肪分が多いものは避ける必要があります。
獣医師に相談しながら、僧帽弁閉鎖不全症の犬でも安全に食べられるものを選んでください。

盛り付けられた犬のウェットフード

まとめ

僧帽弁閉鎖不全症の犬では食欲不振を起こすことがあります。
僧帽弁閉鎖不全症の食欲不振は、初期症状の場合や、病気の進行サインの可能性もあるため、早めに動物病院で相談することが大切です。
また、犬が食欲不振になった場合には、工夫をしてご飯を少しでも食べられるようにしてあげましょう。

当院では犬の循環器治療に力を入れています。
愛犬に食欲不振が見られた場合や、僧帽弁閉鎖不全症の治療中に食欲不振がある場合にはぜひご相談ください。

 

よくあるご質問(Q&A)

 

Q1. 犬の僧帽弁閉鎖不全症でなぜ食欲が落ちるのですか?

A. 僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、心臓の機能が低下し全身の血流も悪くなります。
特に消化器の血流が不足すると、胃もたれや吐き気などの不快感が生じ、食欲が落ちる原因になります。

Q2. 食べない原因は薬の副作用の可能性もありますか?

A. 僧帽弁閉鎖不全症で使用される薬(利尿薬や強心薬など)の副作用として食欲不振が見られることがあります。
新しい薬を始めてから食欲が落ちた場合は、獣医師に相談し、薬の種類や量を調整してもらうことが大切です。

Q3. 食欲がないときの対処法にはどんなものがありますか?

A. フードを温めて香りを立たせる、ドライフードをふやかす、食器の高さを調整するなどが有効です。
また、一度の量を減らして回数を分ける、鶏のスープやささみなど好物を少しだけトッピングする方法もあります。
ただし、心臓病に悪影響のある塩分・脂肪分の多い食材は避け、獣医師と相談して与えることが大切です。

 

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