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犬の血圧測定は必要?測り方と意義、関連する病気をわかりやすく解説

犬の血圧測定は必要?測り方と意義、関連する病気をわかりやすく解説

診察台で血圧測定する犬

「動物病院で血圧を測りましょうと言われて不安」
「犬の血圧は何のために測るのか知りたい」
「血圧が高いと言われたけれど、どんな病気が関係するのか気になる」
このようなお悩みを持つ飼い主様もいらっしゃるかもしれません。
犬の血圧測定は負担が少ない検査で、体調変化に早めに気づく手がかりです。
とくに血圧が高い場合、腎臓の病気やホルモンの病気が関係していることがあります。

本記事では、血圧測定の意義や関連する病気を中心にわかりやすく整理します。
ぜひ最後までお読みいただき不安を少しでも和らげ、愛犬の体調管理に役立てていただければと思います。

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犬の血圧測定が必要になるのはどんなとき?

犬の血圧測定は体の負担を早めに見つける目的で行われることが多い検査です。
飼い主様がイメージしやすいように、代表的なケースを紹介します。

健康診断で普段の血圧を確認するとき

犬の健康診断で血圧を測るのは、獣医師が犬の普段の状態を記録しておくためです。
動物病院に行くと、犬に症状がない段階でも「一度測っておきましょう」と提案されるかもしれません。
愛犬の普段のデータを積み重ねる目的があるため、できるだけ測っておくのがいいでしょう。

持病がある犬で定期的に確認するとき

心臓病や腎臓病などの持病がある犬では、血圧の変化が体調のサインになることがあります。
血圧を定期的に測ることで、犬の体の変化を早めに捉えやすくなる点がメリットです。
血圧測定の頻度は犬の状態で変わるため、獣医師と相談しながら行うのがおすすめです。

症状や他の検査結果から血圧の確認が必要になるとき

動物病院では、犬に症状が出たことがきっかけで血圧を確認することもあります。
目の様子が急に変わった、ふらつきが続くといった症状がある場合は全身の状態を幅広く見る必要があります。
そのような場面では血圧の測定を行うことも多いです。
血圧は単独で判断するものではなく、他の検査結果とあわせて評価する指標のひとつです。

野原で寝そべる犬

犬の血圧測定の方法

多くの動物病院では、腕帯(カフ)を巻いて測る方法で血圧を確認します。
これは採血のように針を刺す検査ではないため、痛みは基本的にありません。
カフを巻く場所は、

  • 前足
  • 後ろ足
  • しっぽ

が多く、犬の体格や毛の量、落ち着きやすさで決めます。

犬の血圧測定方法には、他にも血流の音を拾って測る方法や、機械で自動的に計測する方法があります。
いずれも飼い主様がそばにいるだけで落ち着いて測れる犬も多く、検査そのものは短時間で終わることがほとんどです。
血圧は、犬の緊張や体勢の影響を受けやすい項目です。
動物病院では「できるだけ落ち着いた条件で、複数回測って傾向を見る」ことを大切にしています。

ベッドの上で聴診する子供と犬

血圧の異常と関連しやすい病気

犬の血圧が高いまたは低い状態が続くときは、背景に病気や体調不良が隠れていることがあります。
ここでは、飼い主様が「どんな病気と関係しやすいのか」を具体名も交えて整理します。

高血圧の背景に多い病気

犬の高血圧は、次のような病気と一緒に見つかることがあります。
たとえば

  • 慢性腎臓病
  • クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
  • 糖尿病

です。
血圧が上がることで血管に負担がかかり、体の別の部分にも影響が出ることがあるため、原因の確認が重要です。

低血圧の背景に多い状態や病気

低血圧は、病名というより「全身状態が不安定になっているサイン」として問題になることがあります。
血圧が下がると臓器に十分な血液が届きにくくなるため、早めの対応が必要です。
主に以下のような状態の時に低血圧があらわれやすくなります。

  • 脱水
  • 出血
  • 重い感染症やショック状態
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
  • 麻酔中や重い痛みがあるとき

愛犬のふらつきやぐったりした様子が目立つ場合は、血圧を含めて体の状態を確認するため、早めに動物病院を受診しましょう。

血圧の異常で起こりやすい目のトラブル

高血圧が続くと、目の中の細い血管に負担がかかり、網膜の出血や網膜剥離につながることがあります。
結果として、急に見えにくくなるなどの変化が出ることがあるため注意が必要です。
犬が「急に物にぶつかる」「段差をためらう」などの様子があるときは、血圧の影響が関係している可能性もあるため、早めに動物病院へ相談しましょう。

チェックリストと白い犬

まとめ

動物病院で血圧測定を提案されると、疑問に思う飼い主様もいらっしゃるかもしれません。
犬の血圧測定の目的は、病気を見つけることだけではありません。
獣医師が、犬の血圧の状態を定期的に確認し、悪化しそうな変化を早めに捉え、対策につなげやすくする意図があります。

当院では、犬が落ち着いて検査できるよう、静かな環境づくりや無理のない保定を心がけています。
愛犬の血圧測定に不安な点があるときは、遠慮せず獣医師に相談してくださいね。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 犬の血圧測定は、症状がなくても必要ですか?

A. 症状がなくても、健康診断や持病の管理目的で血圧を測ることがあります。
血圧は体調の変化を早めに察知する手がかりになるため、普段の数値を知っておくことが大切です。

Q2. 犬の血圧測定は痛みやストレスがありますか?

A. 血圧測定はカフを巻いて行う検査で、針を刺すことはありません。
多くの犬は短時間で終わり、飼い主様のそばにいることで落ち着いて測れる場合がほとんどです。

Q3. 犬の血圧が高いと言われた場合、すぐに治療が必要ですか?

A. 血圧の数値だけで、すぐに治療が必要と判断されるわけではありません。
他の検査結果や全身状態をあわせて評価し、原因となる病気がないかを確認したうえで対応が検討されます。

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